ぴろりんのひとりごと

ひとりごとですが、誰かに伝わって欲しくてつづります。いつまで続くかは神のみぞ知る。

勉強メモ①

こんにちは、ぴろりんです。

自身の治療については、先日採卵周期を終え、無事1個の凍結卵を得たので、次の生理が来たら移植周期となります。

それまで少し時間があるので、今回はざっくりとではありますが妊娠の成り立ちについてと、不妊症とはどういう状態のことをいうのかを私の知る範囲で簡単に説明します。

(※専門家ではありませんので、間違いもあるかもしれません。あくまで参考程度に見て頂ければと思います。)

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①妊娠とは

女性の卵子と男性の精子が出会い、受精して受精卵となり、女性の子宮内膜に着床すれば妊娠成立となります。


卵子精子が出会ってから着床するまでの経路

卵子……【卵巣】から排卵→【卵管采(らんかんさい)】からピックアップ→【卵管】内にて精子と受精

精子……射精→【頸管】→【子宮】→【卵管】へと泳ぎつき【卵管】内にて卵子と受精

⚫受精卵……【卵管】→分割を繰り返し胚盤胞となり【子宮内膜】に着床


これがスムーズに行われた時、自然妊娠となります。


③着床に至るまでのハードル

⚫女性因子

(1)排卵障害……多嚢胞性卵巣、無排卵月経、月経不順などで毎月1個の定期的な排卵が起こらない

(2)ピックアップ障害……卵管采にて、排卵された卵子を卵管内に取り込むピックアップ機能が作動しない

(3)頸管性不妊……精子の通過する頸管に問題があり、精子が通過出来ない。排卵時に分泌される頸管粘液が不十分だったり固かったりで精子が子宮まで泳ぎつけない場合や、「抗精子抗体」という、精子を異物と認識して殺してしまう抗体を有する場合がある

(4)卵管性不妊……卵管閉塞や癒着により卵管の中を受精卵が通過出来ない

(5)着床障害……子宮筋腫や子宮内膜ポリープ、子宮腺筋症等、子宮内膜に異常があったり、子宮奇形等により着床しづらい

⚫男性因子

(1)造精機能障害……乏精子症や無精子症など、精液中の精子の数が少ない、あるいは存在しない場合や、数はあるが運動率が悪い精子無力症など

(2)射精障害……膣内射精が行えない


…と、これらのハードルに一つでもひっかかってしまうと、自然妊娠が成立しません。

このような状態のことをまとめて不妊症と呼んでいるようです。


ところで、不妊治療には一般的に軽いものから、以下のような段階があります。

①タイミング法
②人工授精
④顕微授精

病院に行くと、まず①から治療をスタートし、成果が出なければより高度な治療をというステップアップ治療が行われるケースが多いようですが、ハードルの種類によっては、例えば①や②の治療はまったく意味がないという場合もあり、③からスタートできれば無駄なお金と時間をかけなくて済むことになります。


それについては「勉強メモ②」でいずれ書きたいと思います。